それでは、会社の規模別におすすめの社労士のタイプを以下に記します。

これはあくまで一つの考えであり、一概に当てはまるわけではありません。

   会社規模  お勧め社労士事務所
1 組織が階層に分かれ、社長の下に幾層の管理者がいる会社 Aタイプ
2 社長の下の組織がフラットで、社長が全体を見ている会社 Bタイプ

1の会社は、権限分掌が進んでおり、経営判断も社内プロセスを経て行います。そのため、通常はコスト削減、人員効率化といった目的のために、業務代行のみしか社労士の出番はなく、コンサルティングについても、課題に応じて依頼することとなります。

2の会社は、中小企業に多く、ほとんどの意思決定を社長が行うため、第三者的な視点が必要となってきます。そのため、同じ目線で話のできる存在が重要となってきます。この規模においては、社長の立場と、No2の立場には大きな乖離があります。そこで、業務代行にとどまらない、いわば「社長の相談役」としての社労士の役割が重要となってきます。
ここで、値段だけを見て社労士を選んでしまうと、「何もやってくれない。」といったことになってしまいます。2のような中小企業においては、料金だけでなく、その社労士の専門性や実力も見て社労士を選ぶ必要があります。現在業務代行については、価格差としてもせいぜい月に数千円の差です。良い社労士は、経営者にとって強い味方となります。2番の会社においては、社労士を業務代行屋ととらえるのではなく、貴社の業績拡大にとってのアドバイザーとしてとらえ、長く付き合っていける社労士をお選びください。