それでは、会社の規模別におすすめの社労士のタイプを以下に記します。
これはあくまで一つの考えであり、一概に当てはまるわけではありません。
会社規模 | お勧め社労士事務所 | |
1 | 組織が階層に分かれ、社長の下に幾層の管理者がいる会社 | Aタイプ |
2 | 社長の下の組織がフラットで、社長が全体を見ている会社 | Bタイプ |
1の会社は、権限分掌が進んでおり、経営判断も社内プロセスを経て行います。そのため、通常はコスト削減、人員効率化といった目的のために、業務代行のみしか社労士の出番はなく、コンサルティングについても、課題に応じて依頼することとなります。
2の会社は、中小企業に多く、ほとんどの意思決定を社長が行うため、第三者的な視点が必要となってきます。そのため、同じ目線で話のできる存在が重要となってきます。この規模においては、社長の立場と、No2の立場には大きな乖離があります。そこで、業務代行にとどまらない、いわば「社長の相談役」としての社労士の役割が重要となってきます。
ここで、値段だけを見て社労士を選んでしまうと、「何もやってくれない。」といったことになってしまいます。2のような中小企業においては、料金だけでなく、その社労士の専門性や実力も見て社労士を選ぶ必要があります。現在業務代行については、価格差としてもせいぜい月に数千円の差です。良い社労士は、経営者にとって強い味方となります。2番の会社においては、社労士を業務代行屋ととらえるのではなく、貴社の業績拡大にとってのアドバイザーとしてとらえ、長く付き合っていける社労士をお選びください。
司法書士・税理士・社会保険労務士・行政書士
2012年の開業以来、国際的な相続や小規模(資産総額1億円以下)の相続を中心に、相続を登記から税、法律に至る多方面でサポートしている。少しでも相続人様の疑問や不安を解消すべく、複数資格を活かして相続人様に寄り添う相続を心がけている