Last Updated on 2024年12月29日 by 渋田貴正

債権者保護手続きとは、会社がある手続きを行う際に、会社の債権者が異議を述べる機会を与える手続きです。ある会社の行為が債権者にとって不利に働く恐れがある場合に、会社の債権者の立場を守るために、会社に義務付けられている手続きです。

債権者保護手続きが必要なケースをまとめてみました。

会社の種類 債権者保護手続きが必要な手続き
株式会社 資本金や準備金の額を減少させる場合

ただし、資本準備金を減少させる場合で、減少する準備金の全額を資本金に組み入れる場合には不要

株式会社 会社を清算する場合
株式会社 持分会社(合同会社、合名会社、合資会社)に組織変更をする場合
合同会社 株式会社に組織変更をする場合
合同会社 資本金の額を減少させる場合
合同会社 社員に対して持分の払い戻しを行う場合(一定の場合を除く)