Last Updated on 2024年3月26日 by 渋田貴正
国際相続における包括承継主義と管理清算主義
被相続人が外国籍であったり、被相続人が海外に遺産を持っているといったケースを国際相続といいます。国際相続において重要なのはどの国の法律が適用させるかということです。
国によって相続の法律は異なります。相続が発生した場合、どの国の法律の適用を受けるかということで手続きは大きく異なってきます。
相続には、包括承継主義と管理精算主義という考え方があります。
包括承継主義 | 被相続人の死亡の事実そのものによって、被相続人の財産が包括的に相続人に帰属する考え方 | 日本・ドイツ・フランスなど |
管理清算主義 | 被相続人の財産は、いったん管理者(遺言執行者や遺産管理人)に帰属し、積極財産と消極財産を清算後、相続人に分配する考え方 | アメリカ・イギリス・フィリピンなど |
司法書士・税理士・社会保険労務士・行政書士
2012年の開業以来、国際的な相続や小規模(資産総額1億円以下)の相続を中心に、相続を登記から税、法律に至る多方面でサポートしている。合わせて、複数の資格を活かして会社設立や税理士サービスなどで多方面からクライアント様に寄り添うサポートを行っている。